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クロマツ雌花 松林実践講座

美しい森林を保全・維持していくためには、日頃より森林環境整備等に携わる森林組合、NPO をはじめ、造園・ 土木施工業の方々に、松枯れ被害の実態とその病虫害に関わる生態を理解していただくとともに、実習体験をとお して現場での実践に役立つ技術・知識の習得をしていただくことが重要と考えております。

 

また、業務を発注する行政 担当者も正確な知識と技術を身につけ、適正な時期に適正な方法で業務を発注することと、適正な検査・指示ができ る能力が求められます。

 

この機会に是非、講座に参加いただき、今後の森林病虫害等防除活動をとおして豊かな森林環境を後世に残すた めの地域連携にお役立てください。

 

平成27年度は、第11 回「松枯れ防除実践講座」を鳥取県で開催しました。

 

平成27年度(第11回)実施の報告はこちら

 

第11回開催要項

主 旨: 松林の適切な防除計画の策定と的確な防除の実施に必要な技術・知識の習得を目的とする。
対 象:

全国の松保護士、樹木医、都道府県市町村の森林病害虫防除担当者および防除事業を実施する鳥取県周辺の森林組合職員、造園業者、NPO、ボランティア、一般市民

日 程: 平成27年9月10日(木)・11日(金) ※終了しました
場 所:

講義 国立大学法人鳥取大学鳥取キャンパス 農学部1号館1550大講義室

   (鳥取県鳥取市湖山町)
実習 鳥取大学乾燥地研究センター 合同ゼミ・多目的室および周辺の海岸クロマツ林

   (鳥取市浜坂)

研修・実習場所の案内図(PDF)

参加費:

一般参加者:16,000円 (1日目 6,000円、2日目10,000円)
市町村森林病害虫等防除事業担当者(県内外):6,000円 (1日目2,500円、2日目3,500円)
学生:無料

募 集: 80名(定員になり次第締切) ※学生は定員には含みません
主 催: 一般財団法人日本緑化センター
後 援

林野庁、国立大学法人鳥取大学、鳥取県、鳥取市、松保護士会、全国森林組合連合会、

鳥取県森林組合連合会、公益社団法人ゴルフ緑化促進会

 

 ※「松保護士登録更新制度対象講座」です。対象:3・4期156-1〜259-1、8・9期382〜454

 ※ 本講座は造園CPD(9.5ポイント)、樹木医CPD( 8.7ポイント)認定プログラムです。

 

 講座スケジュール

  時間帯 内 容
1

13:00〜13:20

開会の辞(当センター専務理事)

来賓挨拶(近畿中国森林管理局、国立大学法人鳥取大学、鳥取県農林水産部)

13:20〜13:50
(30分)
報告鳥取県における松枯れ被害の現状と対策について(仮題)」
鳥取県農林水産部森林・林業振興局森林づくり推進課
13:50〜14:30
(40分)

特別報告石川県における松枯れ被害の現状と対策について(仮題)」

石川県農林総合研究センター林業試験場森林環境部長 千木 容 氏

(10分) (休憩)
14:40〜16:00
(80分)
特別講演1松枯れのメカニズムと防除・処理対策の課題と実践(仮題)」
神戸大学大学院農学研究科教授 黒田慶子氏
16:00〜17:20
(80分)
特別講演2松枯れのより完全な防除について(仮題)」
千葉大学名誉教授/農薬政策研究会代表 本山直樹氏
18:00〜 交流会(鳥取大学生協第2食堂)
2

8:30〜9:00
9:00〜9:20
9:20〜10:00

10:00〜12:00

 

 

 

12:00〜13:00
13:00〜14:30

 

 

14:30〜14:50

14:50〜16:00

鳥取駅から実習場所にバスで移動
1)健全木、被害木の状態確認(目視による判定・田畑勝洋氏)
2)小田式松脂滲出調査の実施・ポンチの洗浄方法(田畑勝洋氏)
3)被害木から後食痕・産卵痕を観察
4)予防・処理実習
 伐倒くん蒸実習、土壌灌注剤実習、マツ枯れ予防樹幹注入実習、

 ナラ枯れ予防樹幹注入実習、天敵微生物害虫防除剤実習
(昼食)
5)マツノザイセンチュウ検出と顕微鏡による確認
6)マツの根系部共生菌の観察とその活用についての解説
7)潜在感染木の松脂滲出状況の確認、剥皮箇所の補修(参加者)
(移動)
8)マツ材線虫病診断キットの使用手順の解説
9)質疑応答(日本緑化センター)および協力企業による補足説明

10)閉会の辞・受講証明書の授与

 

実習にご協力いただいた団体・企業

松保護士会、サンケイ化学(株)、石原バイオサイエンス(株)、ゾエティスジャパン(株)、

(株)ニッポンジーン

2日間の講座修了者で修了証を希望する方には、第11回松枯れ防除実践講座修了証をお渡しします。
国、都道府県または市町村の農林・緑化関連職員が当講座を受講した場合、講座受講の前後を問わず、松・松林の保護に関する業務経歴が通算して1年以上を有する方は、次年度の「松保護士の受験資格」が認められます。

 

前年までの実施・報告はこちらをご覧ください

 

お問い合わせ

一般財団法人日本緑化センター 緑化事業部 藤井、小田川

TEL:03-3585-3561/FAX:03-3582-7714/

Email:jigyou●jpgreen.or.jp ※●を@にかえてお送りください

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