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技術図書

松保護士の手引き 初版

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B5判 229ページ 定価:本体3,600円+税(送料別)

2007年7月発売

ISBN978-4-931085-40-4

 

概要表紙画像

本書は松枯れ被害対策に従事する松保護士、森林組合職員、都府県市町村の防除事業担当者向けにまとめた本編8章、追録4編から構成される手引き書です。

第1 章は歴史と文化の観点からマツと人との関わりを解説し、第2章は松枯れの原因となるマツ材線虫病発見にいたる松枯れ研究史です。 第3章は植物分類学からマツ類の位置を整理し、その形態、組織構造について明らかにしています。 第4章はマツ材線虫病について発生機構を詳細に論じ、第5章はマツノザイセンチュウを健康なマツへ伝播させる媒介昆虫マツノマダラカミキリの生態を解明しています。 そして、第6章は以上の基礎知識をもとに、マツ材線虫病の蔓延を効果的に抑止するための診断と防除の実際を説明します。 第7章はマツ材線虫病に感染しにくいマツを作出するという抵抗性育種のアプローチについて解説します。 第8章はマツ材線虫病の他にマツ類を加害する病虫害を一括して説明します。

これらに加え、松枯れ対策追録として、松枯れの現状と被害対策、マツ材線虫病の防除薬剤と使用法の詳細、抵抗性育種事業の現状、および海岸林の整備と保全に関わる技術的手法について整理しています。

巻末には、専門的用語を中心に索引を掲載しています。

 

目次

第1章 松林の歴史と文化

 

第2章 松枯れと松枯れ研究の歴史

 

第3章 マツ類の生理と構造および松林の生態

 

第4章 マツ材線虫病発生のメカニズム

 

第5章 マツノマダラカミキリの生態

 第1節 マツノマダラカミキリの生理生態

 第2節 マツノザイセンチュウ媒介昆虫の内外の分布

 

第6章 マツ材線虫病の診断と防除

 第1節 診断

 第2節 防除

 

第7章 マツノザイセンチュウ抵抗性育種

 

第8章 マツ材線虫病以外の松枯れ

 

松枯れ対策追録

 T 松林の現状と対策

 U マツ材線虫病の防除薬剤と使用法

 V マツノザイセンチュウ抵抗性育種事業

 W 海岸林の整備・保全技術

 

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