本事業は、(社)日本の松の緑を守る会が、昭和60年から平成14年まで実施していました。

平成15年の同会解散に伴い、当センターが事業を引き継ぎ、平成16年度(2004)より令和2年度(2020)まで、(一財)日本宝くじ協会の助成を受けて、全国のマツを守り育てる活動を行う団体等にマツ苗の購入資金を提供し、松原の創出や再生を図る活動を行ってきました。

 

「日本の松の緑を守る会」配布実績(昭和60〜平成14年)

 45 都道府県、413 箇所に28,283 本のマツを配布しました。

 

(一財)日本緑化センター 配布実績(平成16年度〜令和2年度)

 40 道府県、183 箇所に108,638 本のマツを配布しました。

年度 実施箇所数 植栽本数 実施報告
平成16(2004) 23 9,720  
  17(2005) 19 1,928  
  18(2006) 15 2,029  
  19(2007) 22 8,635  
  20(2008) 17 9,563  
  21(2009) 9 10,464  
  22(2010) 12 19,420  
  23(2011) 5 4,590 PDFpdfアイコン
  24(2012) 3 1,300 PDFpdfアイコン
  25(2013) 3 2,200 PDFpdfアイコン
  26(2014) 8 7,479 PDFpdfアイコン
  27(2015) 10 7,400 PDFpdfアイコン
  28(2016) 8 6,830 PDFpdfアイコン
  29(2017) 11 7,330 PDFpdfアイコン
  30(2018) 7 5,170 PDFpdfアイコン
令和元(2019) 6 2,850 PDFpdfアイコン
  2(2020) 5 1,730 こちら
183 108,638  

 

都道府県別実績 (平成16〜令和2年度)pdfアイコン 54KB

 

過去実施リスト (平成16〜令和2年度)エクセルアイコン 189KB

※事業開始当初は記念樹としての成木植栽などもありましたが、現在は原則として抵抗性マツ苗木による、多くの人の参加を得る面的な植栽を推進しています。

 

当センターが「宝くじ松」配布事業を始めて15年目の今年、累計植栽本数が10万本に達しました

これを機に、「宝くじ松」の始まり「日本の松の緑を守る会」の果たした役割をまとめ、あわせて、平成30年度に開催した福岡県糸島市幣の浜での植樹祭の報告を掲載しました。PDFpdfアイコン

 

 

令和2年度のご報告

 

令和2年度は4県、5団体が1,730本のマツ苗木を植栽しました  詳細 pdfアイコン

団体名 植栽地の名称 本数
新潟県 NPO法人 森の会 海辺の森キャンプ場 500
新潟県 新発田市藤塚浜財産区管理会 藤塚浜財産区保安林 280
静岡県 中町保全管理組合 浜岡砂丘白砂公園、八千代団地西 500
福岡県 芦屋町 鶴松保安林 200
沖縄県 伊江村 ゴヘズ松林 250
    1,730

 

■NPO法人 森の会(海辺の森キャンプ場 新潟県新潟市 )

 

海辺の森キャンプ場は、かつて白砂青松の松林でしたが、近年、マツ材線虫病により壊滅的被害を受け、数万本のクロマツが伐倒されました。その後、ニセアカシアが侵入し、クロマツの生育を阻害する土壌環境となるなど荒廃していました。

NPO森の会は、当地を海辺の森観光地として再生すべく、地域住民とともに植樹活動を続けているところです。


2018年度に初めて「宝くじ松」400本を植栽し、2019年度・2020年度も継続して500本の植樹を市民参加型で行いました。

 

 

森の会

植栽風景

 

 

■新発田市藤塚浜財産区管理会(藤塚浜財産区保安林 新潟県新発田市)

 

藤塚浜財産区の保安林は、日本海の暴風による飛砂から住宅や農地等を守ろうと、先人たちが松を植えた大変重要な松林です。


しかし、近年のマツ材線虫病被害の伐倒駆除により、年々減少しつつあります。地域の大事な松がなくなってしまう危機感から、地域の住民の意識啓発を図ることを目的として、2020年11月1日に植樹イベントを開催しました。

 

藤塚浜財産区管理会

植栽風景

 

 

看板とラベル

 

「宝くじ松」の植栽箇所には、看板とラベルが設置されています。

 

浦共有財産権利者組合

マツ苗植栽の趣旨と、当センターならびに宝くじ協会の助成であることを明記した看板

 

浦共有財産権利者組合

ラベル