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春を告げるサクラの話題

  • 尾崎行雄のサクラ99年目を迎える

2011 National Cherry Blossom Festivalが3月26日(土)から4月10日(日)まで、ワシントンD.C.で開催。今年で99周年を迎える16日間のお祝いは、日本と米国の友情を育んでいる。毎年フェスティバルには百万人以上の住民やビジターが集まる。ファミリーデイのオープニングで始まり、4月10日、National Cherry Blossomパレードとサクラ祭り日本通りフェスティバルで終了する。

事務局が植樹の日財団(Arbor Day Foundation)と提携、個人が財団からサクラ苗木を購入すると売り上げの一部がフェスティバルの財源となる。ソメイヨシノの実は米国内で一般に見られる小鳥や小型哺乳動物の餌となり、花はハチに花粉を与えるなど、野生生物に利益をもたらす。幹径(地際から約30cm)8インチ(約20cm)のカンザンは、大気中の炭素を201ポンド(約91kg)低減し、洪水の流去水221ガロン(約837リットル)を食い止める、と紹介している。

 

  • 国内初!遺伝子情報を利用したサクラ栽培品種の網羅的識別技術を開発

−染井吉野など伝統的栽培品種の実態を明らかに−

DNAマーカーによる精度の高いクローン識別技術を開発し、サクラ栽培品種の網羅的な実態解明に成功した。 1つの栽培品種が単一のクローンである場合(染井吉野、八重紅枝垂)や複数のクローンを含む場合(枝垂桜、四季桜、寒桜)、従来は別名で呼ばれていたものが同じクローンであると判明した場合(江戸、糸括、大手鞠、八重紅虎の尾)など、伝統的栽培品種の様々な実態が明らかになった。この技術開発により、花のない季節や苗木の状態でのクローン識別も可能になった。


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