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在庫情報(平成27年度)
緑化樹木供給可能量
緑化樹木供給可能量とは、当年秋から翌年春にかけて公共・民間の造園緑化工事に一定の商品規格に達した緑化樹木およびグラウンドカバープランツの出荷可能な在庫数量をいう。 |
緑化樹木供給可能量は、昭和57年度より当センターと(社)日本植木協会が連携し調査を実施しているもので、毎年度の結果は、右図のCD-Rに作成し、関係機関に配布しています。
樹種別供給可能量の数値はエクセルデータを参照してください(2015年度版)
※エクセルデータの転載には許可が必要です。
平成27年度供給可能量一覧表 9.5MB
平成27年度の供給可能量は4,762万本となり、対26年度比(5,216万本)91.3%と減少し、2年連続の増加から再び下降に転じている。ピーク時(平成6年度、1億7,800万本)のほぼ4分の1の水準となる(図1)。
図1 樹種群別の供給可能量(単位:千本・鉢) [平成27年度:47,616千本・鉢] |
図2 露地・コンテナ栽培の推移(単位:千本・鉢) |
樹種群別内訳は、グラウンドカバープランツ(GCP)が最も多く全体の半数を超え(50.3%)、次に低木常緑樹がおよそ5分の1の19.4%、3番目にコンテナ樹木18.6%の順となり、2位と3位の数量が次第に近づいている。
露地栽培物のシェアー31.1%に対し、コンテナ栽培物のシェアーは68.9%、3対7となっている。露地の数量をコンテナが逆転した平成7年度以降に最も高いシェアーを更新している。
主要な樹種群について種類別の内訳をみると、GCPでは、タマリュウ503万鉢(GCP全体の21.0%)、シバザクラ類313万鉢(同13.1%)、フイリヤブラン105万鉢(同4.4%)の構成となる。
低木常緑樹ではサツキ402万本(低木常緑樹全体の43.5%)、ヒラドツツジ132万本(同14.3%)、オオムラサキツツジ120万本(同13.0%)が上位3樹種を構成している。
コンテナ樹木は、Cham. pi. ‘フィリフェラ・オーレア’ 57万鉢(コンテナ樹木全体の6.4%)、セイヨウベニカナメ54万鉢(同6.1%)、オタフクナンテン49万鉢(同5.6%)が上位を占めている。
27年度の総数は26年度に対し8.7ポイント減少し、対26年度比は露地物83.2%に対しコンテナ物95.5%となり、露地物の後退とともに、コンテナ物も2年続いた増加から減少となっている(図2)。
27年度露地栽培樹木の対前年度比の内訳は、高中木86.7%、低木82.0%と、どちらも減少している。コンテナ栽培物は樹木81.6%、GCP101.9%となっていることから、低木の減退が全体の減少をもたらしている。