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工場緑化推進

関西電力株式会社 南港発電所

関西電力株式会社南港発電所
工場所在地 〒559-0032
大阪市住之江区南港南7-3-8
電話 06(6613)0101
主たる業種名 電気供給業(電力)
緑地等の種別面積割合<緑地等の総面積176,832m2
緑地等の種別面積割合
自然型樹群樹林自然型樹群・樹林  単木・列状植栽地  地被植物地被植物 
その他  緑地以外の環境施設緑地以外の環境施設

<緑化の概要>
外周部の緑化マウンド
外周部の緑化マウンド

当発電所は、昭和62年11月に着工し、1号機が平成2年11月、2号機が平成3年2月、3号機が平成3年10月にそれぞれ運転を開始しました。都市型発電所として、大気騒音等の対策はもとより、周辺からの景観にも配慮して建設しており、緑化に関しても、「自然環境の創造」を基本的なコンセプトにして「鎮守の森」づくりを目指して様々な工夫を取り入れています。まず基本となる「自然の森」づくりですが、敷地造成で発生する掘削残土を発電所外周部に「マウンド(かまぼこ)型」に整形し、これに鶏糞や土壌改良材を混ぜ合わせて表層土を作ると共に、「自然の森」を形成する樹種として、カシ類やタブ等、多種・多様な樹種を選定し、その苗木(ポット苗)を密植、混植しています。このようにして造成した緑地は、今ではマウンド部も含め高さ20mを超えるものもあり、豊かな「森」に成長し、渡り鳥などの中継点としても貴重な樹林になっていると野鳥の専門家の方からも評価を頂いています。現在では、継続して樹木の生長量調査を行うと共に更に多様な植生を目指すための植栽試験などを実施しています。

 

また、当所は「地域共生型発電所」として、野球場、テニスコートさらには芝生広場や池などのエリアを整備し、地域の皆様のコミュニケーションの場、憩いの場となっています。毎年6月には「環境」をテーマにしたイベントを開催しており、たくさんのお客様にご来場いただいています。

 

遊歩道 芝生広場と藤棚 池
遊歩道(一般公開) 芝生広場と藤棚(一般公開) 池(奧に水流あり)

 

このように環境に配慮した発電所として地域の皆様にも親しまれていますが、平成14年3月にはISO14001の外部認証を取得し、環境対策、省エネ、廃棄物の削減、発電所周辺の清掃活動をはじめとする地域環境への貢献等、様々な環境管理活動を展開しています。とくに省エネに関しては、現状でも160を超える取り組みを継続しており、まさしく乾いた雑巾を絞る思いで所員が一丸となって取り組んでいます。また、地球温暖化対策への対応として、ボイラ排ガス中のCO2を化学的に除去するCO2回収技術の研究も実施し、世界最高レベルのCO2吸収液の開発を実現しています。

 

以上、当所ではお客さまから信頼される会社を目指した活動の一環として、環境問題の最前線事業所という自覚のもと、地域環境から地球環境まで幅広い活動を展開しています。とくに緑化に関する取り組みはよりよい環境維持の原点であり、緑に親しみ緑を育てる心を所員一人一人が持ち続け、更なる取り組みを行うよう頑張ってまいりたいと思います。

<敷地平面図>
敷地平面図
<当社の緑化推進活動について>

当社では、「自然の保存・保護」、「自然の復旧」、「自然の創造」を3本柱として、事業所の緑化を推進しています。

そのなかで発電所などの大規模緑地では、早期の「自然の森」づくりをめざして、「エコロジー緑化」を取り入れています。エコロジー緑化は、その土地の自然の森や林にある高木種を中心とした苗木を、生育に適した状態に整備した土壌に高密度に植える手法で、植栽後3年で3〜4m、10年で7〜8mにまで成長し、自然に任せるよりも早く樹林をつくることができます。当社では、1977年に、多奈川第二発電所の緑化にはじめて導入し、現在では、御坊発電所や南港発電所など、多くの発電所でエコロジー緑化による「自然の森」が形成されています。

 

御坊発電所

御坊発電所   エコロジー緑化の仕組み
発電所敷地面積の1/4を占める森は10m以上の高さに成長
エコロジー緑化の仕組み

 

エコ口ジー緑化を取り入れた当社の「自然の森」

エコロジー緑化面積  
赤穂発電所のエコロジー緑化
  1987年9月撮影
  1987年9月撮影
 
矢印
  2007年10月撮影
  2007年10月撮影
<今後の取り組み>

植樹後30年を経た多奈川第二発電所において、森がかなり成長してきているなど、事業所における自然環境創造の取組みは着実に進んでいます。ただし、「自然の森」とは、高木層、亜高木層、低木層といった多彩な階層で構成されるものを指し、そのような森になるには100年の歳月が必要だといわれています。それに比べると、私たちの森の階層は、まだまだ充分ではありません。

私たちは、これからも「自然の森」づくりを含め、環境緑化のために、先輩たちが築いてきたノウハウを必要に応じて改良し、後輩たちに継承していきたいと思っています。

また、こうした森や池が、たくさんの生き物や地域の方々にとっての安らぎの空間となれば、こんなうれしいことはありません。

<全国の工場緑化担当者の皆様へ>

緑地は造成することも大変ですが、それを維持していくことのほうがもっと大変です。新しい緑地ができても、管理が行き届かなくなり無残な状態になっているところも見かけますが、ほんの少しの知識があれば緑地の管理はそんなに難しいものではないと思います。みなさん、一緒に緑化の推進に努めていきましょう。

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